久々のコミティア

 ufotableCafeの翌日は友人とそのままコミティアへ。そういえばバイト以外で東京ビックサイトに来るのは半年ぶり。コミティアそのものの参加は1年ぶりくらいになるだろうか。自分の過去の日記を振り返ってみたら、始めてコミティアに行った時のものがあった。同人誌即売会初めてのくせにスケブ頼んでるな。あの頃は何も怖いものがなかった。
 時がたってもコミティアは相変わらず。のんびりと気ままにふらふらと見て回るのが楽しい。今回はお金があまり無かったこともあってポストカードを中心に買っていった。
 中でも気に入ったのはきのなおとさんの作品→http://www.h7.dion.ne.jp/~rocca708/
 可愛くて暖かい。和やかな世界観。ご本人も絵のイメージにぴったりな優しそうな方でした。今度グループ展をやられるようなので是非余裕があれば行きたい。→8つの国のものがたり
 

 友人は地元の近くである広島をテーマにした作品と出会い著者と話し込み楽しそうであった。
 一方、僕はバナーを貼らせてもらっているmolさんの姿を拝見出来かなり満足した。イラスト本、ポストカードなど売っているものは全て購入させて頂いた。
 以前、京都の旅でご一緒させて頂いたhitachtronicsさんの所に顔を出したところ、大変温かく迎えて頂き結構な時間話し込んでしまった。
 やっぱりコミティアに来ると心が癒されます。次回も絶対参加します。

さすがにそろそろ半袖はきつい

 いつの間にか秋が終わりつつあり、寒い冬が到来しております。井の頭公園でお酒を飲むオフは楽しめましたが、あまりの寒さに最後の方はシートを敷いてあるにもかかわらずみんな立っておりました。しかし、週末の公園は良いですね。心が癒されます。また、春頃になったらサクラなどを観賞しつつお酒をみんなで飲みたいと思います。
 読書の秋は終わりつつありますが、最近読書メーターにはまっております。さくさくと軽い気持で更新出来るのが気に入り、読んだ小説はかならずコメントを添えて更新してます。漫画まで手を出すと大変なことになりそうなので小説だけ投稿してます。大したことは書いてませんが気が向いたらどうぞ→http://book.akahoshitakuya.com/u/4996

ufotableCafeに行ってきた

 twitterを介して知り合った友達と中野区にあるufotableCafeに行ってみた。場所がちょっと分かりづらいのがこのお店の難点でさらに中野駅から行くにしても、高円寺駅から行くにしても10分以上歩かなくてはならない。
 アニメ関連のカフェということは言われてみなければまず気付かない落ち着いた雰囲気の外観。内装もテーブルもほとんどが木製で照明も暖かい薄いオレンジの暖色系のものを使っているため非情に落ち着いた雰囲気となっている。
 プロジェクターが配置されているので、ufoのアニメが見られると思いきや、海外のなんだかかオシャレで和む映像を流している。
 壁際にはufoが手がけた漫画や、まなびストレート漫画版の原稿が展示してある。さらに1.5階と言えばいいのだろうか?店内の階段を上がると壁際に足場がありそこにも原画が展示されている。雰囲気と相まって、原画も何故かオシャレに見えてくるから不思議である。
 メニューも飲み物はもちろん、お酒、食事もしっかりとしたものになっている。これなら、ufotableを抜きにしても十二分にカフェとして魅力的だ。もし、地元に住んでいたら普通にカフェとして利用していたであろう。
 帰りにはもちろんオリジナルコースターを頂いておいた。是非もう一度行きたい。

週末にあったあれこれ

 先週末はコミティア、地方から遊びに来た以前からの友人を囲んでの飲み会と充実したものになりました。ufotableCafeにも足を運びましたので、そのあたりも含めて、お話ししたいと思います。
 その前に、ちょっと、リンク追加などをさせて頂きましたので、軽く紹介します。

康坊的日本之心はてダ版→http://d.hatena.ne.jp/yasubow2000/

 twitterを通して知り合ったちょっとペドでちょっと音楽が好きなお兄さんです。
 このブログではあえて改行無しで日々の世迷いごとをひたすらつづってらっしゃいます。
 ネットラジオも週に一回されてますので興味が湧かれた方は是非どうぞ→ちょいペドラジオ

必死になって紹介させて頂きます

 バナーを付ければ見栄えが良くなるかな?と思い「勝手に応援中」項目を作りいくつか貼ってみました。
 一番最初の「Omegaの視界」は同人ゲーム。その下の「空の境界」は以前にレビューに書いたとおり奈須きのこさん原作の連作アニメ映画です。
 後は全て絵師さんのサイトになります。それでは順に軽く紹介

mol


 アナログで描く美しい色彩と暖かい表情を持った女性が魅力の結布様のイラストサイトです。
 服装が多彩で、今昔東西、見ていて飽きません。長めに描かれたまつげが非情に可愛くて特徴的ですね。

帝国少年


 キャラクターよりも背景の作り込みが有名な帝国少年様。その発想の奇抜さには毎回驚かされます。
 以前は一つの文化圏を持つ街を作り出し、資料集のような物を公開してらっしゃいました。一枚の絵に留まらず、街や世界そのものをデザインしてしまうその姿にはイラストレーターの持つ可能性の広さを感じます。

水燈譜


 コミティアなどで活動をされている夏目わらび様のサイトです。退廃的で美しい物語に僕はすぐに夢中になりました。
 読めば読むほど味わいを増す彼女の作品を是非機会があれば手にとってみてください。

mystical sights


 雨城聡様による絵とブログのサイトです。僕はそれほどゴスロリ好きではないのですが、彼の絵は一目見ただけでインパクトを受け、忘れられなくなりました。不気味な美しさは好き嫌い別れてしまうかもしれませんが一見の価値有りです。

メガネクリップコーヒー3杯目


 岩本ジェイム様のイラストサイトです。主に東方が中心です。
 物憂いげな表情や僅かな微笑など、さりげない表情を描くことが多く、それが淡い色彩に非情に合っています。東方好きでなくても楽しめると思うので一度覗いてみてください。



と言うわけで勝手に応援中です。

共感出来ないキャラを描けるすごさ

 一つ前のエントリーと流れ的にすんなり来るかと思い、以前mixiに書いたブラックラグーンのアニメ版の感想を転載します。3期の制作も決まったみたいだしちょうといいかと。
以下転載


ブラックラグーンを観ました。
仰々しくてくさい台詞回しに、いかにもな展開。
ぶちぎれたクレイジーな女ガンマンに、中途半端な元サラリーマン。
一昔前のハリウッドアクション映画を観ているような気分にさせられます。

結論から言っちゃえば名作だよね。
マッドハウスは良い仕事します。

この作品のやばいところは、視聴者が感情移入をしかけたところでそのキャラがあっけなく殺されるところ。
TRIGUNであんなに人を殺さないガンマンをかっこよく描いたくせに、この作品ではバスバス人が死にます。
その描き方もあっさりした物です。まるで人間という生き物をあざ笑うようです。

でも、この作品の舞台、ロアナブラはそういう場所なんです。
命が重いのか軽いのか、小生にはよく分かりませんが、少なくともここロアナブラでは命は安い。

しばしば主人公の故郷、東京の風景が描写されたり、物語後半では高校生の女の子の日常の描写があったりするのですが、その時の小生の感想は「なんだ?このおめでたい国は?異世界か?幻か?」

それだけロアナブラという場所は、小生達の日常とかけ離れているのです。
そして、命が軽くて、誰もが頭のネジぶっ飛んでて、血だまりと反吐にまみれたそんなルアナブラの日常がいつの間にか魅力的な物に思えてくるのです。

しかし、この作品取りあえずどのキャラクターにも共感できません。
とんでもない非日常を味わった後、日常に戻れるにもかかわらず非日常を選んぶ神経が分かりません。
くそみてえなどぶの中で生きてきて、自分はもう死んだ人間だと本気で考え、なにものも恐れず笑いながら人を殺す頭の構造が理解できません。
彼ら以外にも小生の脳みそでは理解できない、なんとか理解できても共感は絶対にできない、ぶっ飛んだキャラクターばっかりです。

でもそれが凄い。

普通に日本で生きてきたら理解できない、共感できないキャラを描けてしまう、作り出せてしまう。
なんで自分たちと全く異なる世界に生まれてきた人たちの脳味噌の中身が創造できるんだ?

自分たちが過ごしてる世界には存在しない、つまり自分の価値観や、身の回りの人間達をモデルとして作ることができないキャラクター達。それらを嘘くささを出さず、しっかりとデザインしている。

彼らみたいな人間が実際にいるか?現実味あるか?
といわれたら疑問もあります。
しかし、彼らは少なくとも物語の中ではリアリティーを持って生々しく存在する。
張りぼてではなくしっかりと生きていて歴史がある。
少なくとも魅力的キャラクターに仕上がっていることは確かだす。

そして、もっと凄いのが、そんな彼らの価値観、生き方それをテーマとして描いてることだす。
自分たちの日常と遙かかけ離れているやつらの抱えてる問題を描く。
いやいやこれはもう想像力及び創造力が有りすぎだよ。

自分が過ごしてる世界の延長線上、自分のパーソナリティー、自分の所属する社会のこと描くのも良いけどやっぱりエンターテイメントは非日常を描いて欲しいよね。

さらに非日常で、日常に存在し得る問題描くのもそれはそれでいいけどさ。

読んでも、観ても全くためにならない物語。
自分と違う場所で、自分が一生考えもしないようなことを悩んでる主人公。
そういうのもさ、やっぱり作れるの凄いと思うし面白いじゃない。

 誤字脱字もあえてそのままにしました。これを書いたのは2007年の2月です。
 追記すると、日常に絶対存在しない存在を描くと共に、彼等の価値観の違いによる激突も描いてますよね。ロックとレヴィはめちゃくちゃ揉めますし。
 小説版では、極道として生きる張維新とマフィアでありながらも軍人として生きようとするバラライカのやりとりは生き様の違いが浮き彫りになって面白かったです。
 ブラックラグーン三期に期待しましょう。

海外の出来事はある意味でファンタジー

 バイトを始めてお金がすこし入ってくるようになったのでクーリエジャポンを購読することにした。以前バイトをしていた頃は読んでいたのだがやっぱり面白い。一つの事象に対して、様々な国の報道機関の記事を載せることにより多面的に物が見れる楽しさもあるが、海外のニュース、または世界の中での日本を取り上げているところがいい。
 僕のような小さい人間には海外の出来事について様々なデータ、写真、文章を見せられても正直実感がほとんど湧かない。だから、乱暴な言い方になってしまうが、小説を読んだり、アニメの設定資料集を読むのに近いのである。しかし、それは紛れもない事実であるわけだから、結果、リアリティーがある物語みたいに読んでいる。頭では現実だと理解しつつも、実感が伴っていないので捻れて変な具合に楽しいのだ。
 今回のブラジル特集でのリオのファベーラ住人(スラムのような物)への「銃撃戦を聞く頻度は?」との質問に30%以上の人が「毎日」と答えていたのだが、さっぱり実感なんて湧いてこない。こんなことを言うのもなんだが、ガンアクション物の漫画か何かに出てくる舞台設定みたいに思えてしまうのだ。
 

 物語にはどこかしらリアリティーがあった方が面白い。しかし、奇想天外さが無さがなくては味気なくなってしまう。良い作品には現実離れしていて現実とはかけ離れていてもリアリティーがある。リアルではなくその物語の中の常識、その世界でのリアルが求められるわけだ。
 海外の出来事や歴史は時として僕にとっては日常とかけ離れすぎていて現実感がない。しかし、それは紛れもない事実なのだからリアルは存在するわけです。
 というわけで、奇想天外、現実離れしていてリアリティーは無いけどリアルがある。その齟齬を楽しんでしまうのも悪くないかなと思い始めました。