<漫画>しおんの王  原作:かとりまさる  漫画:安藤慈朗

前回のコメント欄で将棋漫画ってあんましないよねっという発言があったので将棋漫画をここで一つ。
主人公の女の子は小さな頃、両親を殺されてしまいます。その後隣に住んでるプロ棋士の養子になり、そしてプロ女流棋士になるために育成会のリーグ戦を戦います。しおんの王(1) (アフタヌーンKC)
ちなみに主人公紫苑は事件のトラウマで言葉がしゃべれません。そして、両親が殺されたとき殺人犯は将棋を並べていた紫苑に「俺が並べてやろうか?」と言ったことから犯人が将棋打ちであると思い将棋を打ち続けます。
てな話なんですが絵がまず何故か萌絵です。まあ萌絵というほどデフォルメされてはいないのですが、紫苑は目がくりくりっとして可愛い女の子です。
そして、言葉がしゃべれないので会話はすべて筆談、それがまた可愛いわけです。性格もまっすぐでいい子です。
しかし、言わせてもらえばアフタヌーン連載の漫画にそんなもん求めていません!そんなのああ女神様で十分です!
まあやろうとしてることは将棋+ミステリー、新しいといっちゃ新しいですが、将棋の勝負の描写が適当すぎます。戦局がどうなってるのか、どういう将棋指してるのか全く分かりません。さらには各話の最後でどういう戦いだったか解説する始末。
話の中で「あの子は将棋を通して会話してる」みたいな台詞がありましたがそんなの当然伝わるわけありません。
・・・・・・まあこういう漫画が一つ位あってもいいかな?